over the bookshelf
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アッシュベイビー(金原ひとみ)
芥川賞を受賞した「蛇とピアス」を読んだとき、私にはひたすらわからない世界で、きっともうこの人の本は読まないだろうと思っていたのに、なぜか図書館で予約までして読んでしまいました。本当になぜだろう。

今回の小説は、私に「わからない」と感じさせるようなことはあまりなかったように思います。私は「蛇とピアス」よりだんぜんこっちのほうが好き。ただ、あまりに過激なんですよね。知らない言葉もいっぱいでてきて…。とにかく過激。私には刺激が強すぎて(笑)。

でも人に恋をするっていうことは、人にいろんな行動を起こさせるもので、それが人によって違うだけで、だから主人公あやの言動に、私はそんなにも驚かなかったし、なんとなく気持ちがわかるなぁとまで思った。

同性愛者とか、赤ちゃんを相手にする人とか、そのうえ動物まででてきた時にはさすがにびっくりしたけれど、私は同性愛者は別に普通の恋愛と変わらないと思っているし、子供しか愛せない人の小説だって読んできたし、それは別に、問題とするところではないような気がする。

でもやっぱり私とは生きる世界が違うなぁと思いました。だけど人を愛する気持ちは、たぶん一緒。愛したい、愛されたい。人に恋をすることは苦しくて、だけどやめられない。

この先、金原さんの本を読みたいと思うかどうかはまだわからないけれど、この小説は、私は嫌いじゃないな。

★☆☆
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2004/07/29 Thu 10:45
か・さ行作家 > か・さ行その他
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ラッシュライフ(伊坂幸太郎)
たくさんの事件が起こる。一件別々の事件のようで、でも物語が進んでいくと、みんなが少しずつどこかで繋がっていることがわかる。ポイントは、たぶん一匹の老犬。
ひとつひとつの事件自体が、びっくりするような、おもしろくて先がどんどん気になるものなのに、それが繋がったとき、また新たなおかしさみたいなものがある。
また、他の本に出てくる事件が、さらりと事実としてかかれていたりする。
伊坂さんの小説らしいと思うところが、自信を持って生き生きと生きるどろぼうだったり、そういった人がでてくるところ。
伊坂さんには、またしてもこの本でたくさん騙されてしまった。とても愉快だ。
★★☆
2004/07/25 Sun 21:04
あ行作家 > 伊坂幸太郎
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宙の家(大島真寿美)
おばあちゃんがぼけた。高校生の主人公と、弟、お母さんと、おばあちゃんに関わる人々。第2章ではおばあちゃんが死んでからの主人公と、弟の友達のお兄ちゃんとの関わり。
初めのほうはあまり好きじゃないと思ったけれど、2章に入ってからだんだんおもしろくなっていった。主人公の気持ち、弟の友達のお兄さんの言動。どこかさみしくて、どこか切なくて、でも穏やかでやさしくて。
★★☆
2004/07/23 Fri 13:21
あ行作家 > 大島真寿美
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チョコリエッタ(大島真寿美)
ジュリエッタが死んだ。ちよこの唯一の友達だった犬のジュリエッタが死んだ。ちよこは犬になりたいと思った。死にたかったのかもしれない。そしてちよこはチョコリエッタになってひと夏を過ごす。
浪人中の先輩、母親代わりの霧湖ちゃん、母親の死んだ事故から立ち直れていない父親。
私にはなんだかみんなが痛々しく思えた。
★★★
2004/07/22 Thu 13:20
あ行作家 > 大島真寿美
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羽の音(大島真寿美)
高3の冬だというのに急に学校にいかなくなった妹と、急に会社にいかなくなった姉の物語。
しずかにたんたんと時は流れ、でも最終的には決めなければならないことがあり、私はお姉さんの決断と行動力がすごいと思った。
★★☆
2004/07/21 Wed 13:19
あ行作家 > 大島真寿美
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水の繭(大島真寿美)
主人公とうこには、離婚して出て行った母親とりくがいる。父親は死んでしまった。そして1年経ったころ、小さい頃から家出の常習犯だった従兄弟の瑠璃がやってくる。
近所の遊子さんと茂さん、幼くして死んでしまったとうこと同い年の遊子さんの息子、10年ぶりに再会したりく。
いろんな人の、いろんな気持ちが私の心に響いた。
一番心に残ったのは、「とうこが救えるのはとうこだけなんだ」という言葉。だけど、自分を救うことによって、だれかを部分的に救うことはできる。私は人を救うことなんて絶対にできないと思っていた。だけど、誰かを部分的になら救うことはできるのかもしれないと思うと、なんだか少し、うれしかった。
★★★
2004/07/20 Tue 13:14
あ行作家 > 大島真寿美
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僕は悪党になりたい(笹生陽子
自由奔放な母と、父の違う弟の3人暮らし。母親は仕事で長く海外に行くことが多くて、家事全般を簡単にこなす高校3年生のエイジ。
母が海外にいって留守番中、弟が病気になる。そこから少しずつ日常が変わっていく。
最後の方の展開には驚いたけれど、また普通に戻るエンディングがいいなぁと思う。
とてもおもしろかった。
★★☆
2004/07/19 Mon 04:46
か・さ行作家 > か・さ行その他
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スペース(加納朋子
「ななつのこ」、「魔法飛行」続く駒子シリーズ第三弾。
個人的に「魔法飛行」には思いいれが強くて、やっぱり駒子シリーズはいいなぁと思う。今回は、他人の目から駒子のことが描かれている。あれ?こんな子だったっけ?って感じで、もう一度ななつのこと魔法飛行を読み返してみようと思った。
★★★
2004/07/18 Sun 04:43
か・さ行作家 > 加納朋子
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かなしみの場所(大島真寿美)
主人公果那には、幼い頃に誘拐された記憶がある。でも家族はそれをなかったことにしている。だから果那には、自分が断片的に覚えている記憶しかない。そんな果那の日常と、そしてその誘拐のことが最後にはわかるようになっている。
でもだからといって大きな展開があるような話ではなくて、たんたんと時が流れていって、私はこういうお話が好きだ、と思った。
たくさんの驚くべき事実が浮かび上がってくる(?)というのに、穏やかに時間がながれ、なんだか幸せで。だけどどこか、奥の方に寂しさが、切なさがあるんだなぁと思う。
★★★
2004/07/17 Sat 08:50
あ行作家 > 大島真寿美
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私が嫌いな私(重松清)
題名に惹かれた。私も自分が嫌いだから。だけど、この話は、なんだかとんでもないお話だった。
嫌いでは、ない。でも私にはよくわからなかった。彼女の苦しみも、主人公の気持ちも。だけど、主人公達の彼女に対する気持ちが、少し私の心をあたたかくさせた。
「嘘だけど、ニセモノじゃないんだ」という言葉が心に残った。
★☆☆
2004/07/15 Thu 16:08
か・さ行作家 > 重松清
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パーフェクトブルー(宮部みゆき)
元警察犬、今は興信所で働く(?)マサの目から事件が語られる。

マサの口調がおもしろい!
事件事態はすごく悲しくて、やるせないものなのだった。
いろんな人間のそれぞれのつらさが、悲しかった。
最後にわかる殺人の本当の犯人が、最初どうしても受け止められなかった。
そんなことがあっていいのか、と思った。
悲しいお話だけれど、マサは面白くて、登場人物たちも明るくて、とても面白かった。
信也の強さが、とてもうらやましいと思った。

★★☆
2004/07/13 Tue 16:36
は・ま行作家 > 宮部みゆき
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チルドレン(伊坂幸太郎)
伊坂さん、大好きです(笑)。
陣内君、彼がいいです。

バンク
銀行強盗に巻き込まれる事件。
ここでの視点は陣内君の友達鴨居君。彼もなかなか好きだ。
この謎は、目の見えない永瀬君が解いてくれる。でも永瀬君が少し話したところで謎が解けてしまったのが残念。

チルドレン
時は流れて、陣内君は就職している。
ここでの視点は彼の後輩から。
この話が一番おもしろかった。

レトリバー
銀行強盗に巻き込まれたときに出会った永瀬君の恋人が、陣内君と会ったときを振り返るお話。これ、陣内君が最高におもしろい(笑)。そしてまたまた永瀬君の名推理。

チルドレン2
チルドレンから数年たったあとのお話。
私の推理がぜんぜんまとはずれだった(笑)。

イン
最後のしめくくり(?)
謎は簡単なんだけど、なんだかほっとするかんじ。


全体的に、やさしい感じがした。

★★★
2004/07/11 Sun 06:20
あ行作家 > 伊坂幸太郎
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ラビット病(山田詠美)
常識はずれなゆりと、その恋人の軍人で黒人のロバート、二人の物語。

ゆりは愛され方を知らない。愛し方も知らない。だからロバートに愛される自分に、ロバートを愛する自分に、戸惑ってしまう。
ゆりとロバートの関係は、まったく信じられないもののようで、なんだか滑稽で、でもどこかちょっとうらやましいと思ってしまう自分がおかしい。
恋がしたいと思った。でも私は絶対にゆりのようにはならないし、ロバートみたいな男性もお断りだ(笑)。
ゆりの常識はずれの行動に笑ってしまい、ロバートと一緒に困ってみたり、ゆりの気持ちになってみたり、寂しかったりうれしかったり、読んでてとても楽しい話だった。

★★☆
2004/07/10 Sat 18:02
や~わ行作家
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オーバー・タイム (北川 悦吏子)
 これ、ちょっとドラマ見たことあるなぁ。全部じゃないけど。ちょっとだけだけど。ドラマが見たくなった。そして、恋がしたくなった。面白かった。
 もうすぐ30歳を迎える独身女性3人と、そのうちの一人の弟の共同生活。彼らの恋、仕事、様々な葛藤、生き様。
 男女間での友情、その恋との間。自分でもわからない、恋なのか、友情なのか。そして読者にもわからない、誰と誰がひっつくのか、別れるのか。どんどん先が気になって、みんなの気持ちが心に入り込んで、なぜだか必死で読んでいた。

★★★
2004/07/05 Mon 20:13
か・さ行作家 > か・さ行その他
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マーガレットとメイゾン (ジャックリーン・ウッドソン)
この物語は、3部作になっているのだけれど、以前に2作目を読んでいました。
よくそういうことしちゃうんだよね(--;)
先にこっちを読んでおけばよかったってすごく思いました。
2作目はメイゾンの視点から描かれているのに対して、こっちはマーガレットが主人公。もともとマーガレットが主人公だったんですね。
父親の死、親友メイゾンとの別れと、再会。
話の中に出てくるマーガレットの書いた詩は、すばらしいものでした。
マーガレットとメンゾンの友情の物語と言ってしまえばそれまでだけれど、心に訴えてくるものがありました。強くではなく、やさしい感じで。

★★☆
2004/07/03 Sat 15:37
外国人作家
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