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グリーン・レクイエム(新井素子)
グリーン・レクイエム
グリーン・レクイエム
新井 素子


新井さんの小説はひさしぶりの三冊目。
この小説は彼女の比較的古い作品のようです。
だからか、新井さんの独特の書き方(2冊しか読んでないから違ったらごめんなさい)が、まだ確率していない、というイメージを受けました。
でも内容は期待とってもよかったです。私があまり読まないSF。
でもこういうのはとてもいい。
中には3冊の短編が入っています。

「グリーン・レクイエム」
表題作のこの小説。これが一番おもしろかったです。というか、ぶっちゃけこれだけがおもしろかったかも(苦笑)。
うん、いろいろ書くとネタばれしちゃうから書かないのだけれど。
最後まで読んで、最後の最後で思った感想は、やっぱり人を信じるって難しいっていうこと。だけど、きっと本当はみんなが自分を愛してくれているんだっていうこと。でした。

「週に一度のお食事を」
まぁ、おもしろいです。
最後がリアルに怖かったけど(笑)。
一見おもしろくて、最後に恐怖のどん底に叩き落すみたいなストーリー展開が好きですね。
短くて軽い気持ちで読めました。

「宇宙魚顛末記」
これはなんだか人間関係の問題があんまり好きじゃないなぁと思いました。
でも最後に主人公が思っているところが、好きです。
人間も、水槽の中の魚と大して違わないっていうところ。世界が少し広がっただけにすぎない。
それでも生きるってすばらしいと思うってこと。
まぁ私は生きるってすばらしいとは思わないけれど(ぇ)。


★★☆
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2005/05/31 Tue 03:40
あ行作家 > 新井素子
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覆面作家シリーズ(北村薫)
覆面作家は二人いる
覆面作家は二人いる
北村 薫

覆面作家シリーズ 「覆面作家は二人いる」「覆面作家の夢の家」「覆面作家の愛の歌」
三作一気に読んでしまいました!!
おもしろい~♪
北村薫さんって、本当は怖いようななんていうか、ちゃんとした(っていうのもおかしいけど)ミステリーを書く人なのかもしれないのだけれど、私は「私シリーズ」とこの覆面作家シリーズしか読んでません。他の本もちょっと興味はあるのだけれど、こういうミステリーはおもしろいですね。
ミステリーを書くお嬢様が、小さなミステリーを解いていく、というストーリー。しかも彼女は二十歳です。。ちょっと二十歳っていう設定の割にはなぁ…とも思いますが。
「私シリーズ」とはまた違った雰囲気でおもしろいです。
こういうコミカルなのもいいものです。

★★★
2005/05/29 Sun 10:34
か・さ行作家 > 北村薫
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僕らの広大なさびしさ(谷村志穂)
僕らの広大なさびしさ
僕らの広大なさびしさ
谷村 志穂


おひさしぶりに谷村志穂さんの小説を手に取った。
図書館にある本は1年半から2年前ぐらいに読みつくしたのだけれど、古本屋さんにいくとまだまだいっぱいあるある…。
というか、うちの近所の図書館、本少ないんだよぉ。読みたい本がなかなかないのよね。
で、この本は谷村さんの本をひさしぶりに読みたくなったのと、題名にも惹かれました。こういう題名、いいよね。
そして内容も…、期待を裏切らずによかった!
精神病の母親を病院に残して家出する少女、その少女を拾って家につれて帰るもとプロ野球選手の男性。
ふたりのそれぞれのさびしさが心に響きます。
私も誰かに拾われたい…。そんな願望も生まれつつ…(彼氏、ごめん)。
でもそこは、ずっといられる場所ではなくて、二人はそれぞれに新しい道へと進まなくてはならない。傷つけあいつつも、癒され自立していく物語。のようです。
乾いた感じの、谷村さん特有の男性と女性の共同生活の描写が好きです。


★★★
2005/05/27 Fri 23:25
た・な行作家 > 谷村志穂
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いじめの時間
いじめの時間
いじめの時間
江国 香織, 大岡 玲, 角田 光代, 野中 柊, 湯本 香樹実, 柳 美里, 稲葉 真弓


ひさしぶりの読書は、本屋さんで衝動買いしたこの1冊。
「江國香織」「湯本香樹実」の二人の名前をみて興奮!そく購入でした。「角田光代」「野中柊」「柳美里」と知っている名前がほかにもあるし。豪華だ!!ということで、いじめをテーマにした短編たち。どれもなかなかよかったです。

「緑の猫」(江國香織)
いじめがテーマっていう割には、ちょっと違うような感じ。
エミの様子がおかしいと最初に気がついたのは“わたし”萌だった。いじめがテーマだと思っていたからすっかり二人はいじめられているもんだとおもいこんでいたけど、そうじゃなかった。エミは病気になっていた。
心の病気にかかったエミと、エミと一緒にいる萌はだんだん教室の中で仲間はずれにされていく。
かといって、激しいいじめがあるわけではなく。
やっぱり江國さんだなぁと思うお話です。。

「亀をいじめる」(大岡玲)
飼っている亀をいじめる主人公。主人公の昔受けたいじめ。娘の友達のあいだで起こる騒動。主人公の働く高校で行われる持ち物検査といじめ。
主人公の行動は怖いと感じる。だけど、誰でも行動には移さないけれど、どこかでそういう感情はあるのではないかと思った。誰にでも暴力的な部分というのは多かれ少なかれあるんだろうな、と。
あまり気持ちのいい話とは言えないけれど、これも人間の闇の部分を表している、ある意味リアルな話であるように思えた。

「空のクロール」(角田光代)
水泳ができないのに、水泳部に入った主人公、学年が変わってクラス替え、水泳部の子が同じクラスになったとたん、ひどいいじめが始まる。
それでも主人公は水泳部をやめようとしない。ひとりだけメニューも与えられず、だいたいが雑用係、なぜ彼女は水泳部をやめようとしないのだろう…。そのあたりは、私にはわからなかった。
だけど、いじめられてもいじめられるままじゃない…。最後にとった主人公の行動がなんともおかしい。一緒にいじめられるナナエや、ナナエの報告を受けて怒る先生…。彼らの行動も私には理解できないし、だけどそれを傍観者のように眺めてしまう主人公の気持ちはなんとなくわかるような気がした。

「ドロップ!」(野中柊)
これは…。私はあんまり好きじゃないかな。
感想もかけない。ごめんなさい!

「リターン・マッチ」(湯本香樹実)
いじめられていた少年が、いじめていた同級生を次々と屋上に呼び出している…。主人公にもその番がまわってきた。そしていじめられていた少年と仲良くなる主人公、いつの間にか友情が芽生え…。そして衝撃のエンディング。
エンディングでの主人公の言葉が、胸にずっしりと響く。
こんな話は好きだ。でも書いたのが湯本さんっていうのは結構驚きだなぁ。こんな小説を書く人だとは思ってなかった!

「潮合い」(柳美里)
この話、一部どこかで読んだことあるなぁ。どこで読んだんだろう。
いじめられる側からも、いじめる側からも。時には周りで見ている人の視点からも描かれているところがおもしろい。
柳美里さんの本は読まず嫌いみたいなところがあったのだけれど、この小説は好きだなぁと感じた。
それぞれの立場から、いろんな心理や、その子の置かれている環境、みんなが被害者であり、加害者であるのだろうか、と感じた。

「かかしの旅」(稲葉真弓)
全部手紙の内容という変わった形式の小説。
主人公がちょっとうらやましかったり。
逃げてしまえばいい。
そうしてちゃんと行動に移せる主人公がすごいと思いました。

★★☆
2005/05/18 Wed 11:48
アンソロジー・その他 > その他のアンソロジー
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