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世界でたったひとりの子(アレックス・シアラー)
評価:
アレックス シアラー
¥ 1,365
すべてネタバレ(ぇ
すみません。
反転してください。


まさかアレックスシアラーさんの小説で、絶望的な話ではないだろうとは思っていたけれど、本当にハッピーエンドでちょっと残念(ぇ

でもやっぱり彼女らしいと思ったのは、ハッピーエンドはハッピーエンドなりに結構リアルだなってこと。

長い間離れていた家族が、またであって、だけど普通に生活できるわけなんて無いんだよね。
やっぱりさ、ずっとずっとしこりは残ってしまうものだと思うよ。


最初から、最後には本当の家族に出会えるんだろうとは思っていたけれど、すっごい最後までその兆候(?)がなかったから違うのかなぁって思ってしまった。

本当のお父さんが主人公と接触したとき、本当かよーって思った(笑)。

これが本当に子供をさらうひとで、地獄が待っていました。チャンチャン。みたいな終わり方だったりして。とか思った私は、やっぱり病んでますか??そうですよねー(´・ω・`)


あんな風になったら、やっぱりどんなに真実を言っても嘘っぽいよねーって思う。


今も結構少子化って、人間の生殖能力が劣ってきてるからっていうけど、実際にきっと、そのうちこんな世界がくるんだろうなぁって気がする。

新井素子さんの「チグリスとユーフラテス」もそんな話だったなぁ。
最後の子。
切ないよな。うん。


いつまでも子供でいたいって思ったことはある。
でもそれは、身体だけ子供でいたいってことじゃない。
ただ、心が子供でいたいのかって聞かれたら、そうかどうかはわからない。

精神的には充分私は子供で、常に大人になりたいと思っているから。


社会的な意味で子供でいたいっていうことだろうか。

でもこの話の中で、本当の子供も、結局のところ子供ではいられなくて、
お金を稼いでいて、世間の悲しさをいやと言うほど味わされていて、

あんな世界で子供でいたいなんて、思いたくはないよね。

お金は稼げるかもしれないけれど。


それにやっぱり思うんだけれど、
いつかは大人になると思うから、子供時代って楽しいんじゃないだろうか。
いつか死ぬってわかってるから、今を楽しもうと思うんじゃないだろうか。
死ぬのは怖いし、年をとるのは嫌だけれど、
私は死にたくないとは思わないし、ずっと若いままでいたいとも思わない。


まぁ、そんな話。

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2006/04/13 Thu 16:10
外国人作家 > アレックス・シアラー
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日傘のお兄さん(豊島ミホ)
日傘のお兄さん


この作家さん、いいですねー。

5つの短篇が入っています。

「バイバイラジオスター」
昔の恋人の声をある日聞く…。
さらさらと流れるストーリー。短いけれど、テーマがしっかりしてて、心をうちます。
その昔の恋人とのことを考えているシーンで。
彼女は19歳のときにはわからなかったことが、22歳になってわかるといっているんだけれど。
私もそうかもしれないと思った。ただ。私が19歳でした恋は実らなかったから、もっとあとになっても、私には彼女が19歳で別れた時にわからなかったことを、その後の恋でやってしまったかもしれない。
そして、でも今は、わかっている。…つもり。

「すこやかなのぞみ」
ちょっとえっちぃ(笑)。
こういうのいいなって思った。
小6で大切な人に出会えるってすごく貴重。
でもそんなころからずっと一緒にいたら、何もなくても不思議じゃないんじゃないかなぁって思ってしまうのは私だけですか????
彼の気持ちを考えたら、すごく辛かったかもしれないけれど、こんな彼女がいて幸せだよーって思う。
でもやっぱり、辛いんだろうな。彼のほうは。


「あわになる」
なんていうか、とても不思議なお話です。
うまくいえない。
途中の彼女の心情とか、そういうものにはすごく共感できるのだけれど。
でも最後のほうとか、ふーんって感じでした(苦笑)。
でも彼女が、周りにはがんばっているようにみえて、本当は生きてることなんてどうでもよかった、とか。「仕事は楽しいよ」って笑顔で言えるけど、本当は自分がかなえられなかった夢を忘れられなくて、嫉妬してしまうとか。やっぱり死にたくなかったって思うとか。叶わないとわかっていても願ってしまうとか。そういう気持ちが、すごくすごく切なくて、わかるなーって思って。
この話好きだなーって思った。


「日傘のお兄さん」
なんだかすごい話だよーって言われたので。
かなり期待して読んだのですが。
普通じゃん?って思った私は、変な本の読みすぎですか?そうですか。
賛否両論かもしれないけれど、私はすごく好きだし。こういう話があっていいとおもう。
犯罪はいけないし。子供を持つ親としては、怖いなぁって感じる気持ちはわかるし、世間の反応の仕方もそれで当然なんだろう。
でも私は、すごく主人公の気持ちに近かったと思うし(読めばきっとみんなそう!!)、お兄さんの愛は普通の純愛だよ?って思う。
だってお兄さんは、子供なら誰でもいいってわけじゃない。
源氏物語と一緒だね。


「猫のように」
主人公はもう40過ぎのおじさん(?)だけれど。
学生時代の、彼女に振られて言われた言葉にかなり笑ってしまった(失礼)。
寂しいというのが、本音なんだろう。
人といるのは疲れるし、一人の時間は楽しくて、四六時中誰かといるのは考えられなくて。
それでもたまに、ふと寂しくなることがあるのは当然だろう。
それでも、誰かといるのは息苦しくて、絶対に耐えられないんだけれどね(笑)。

★★★
2006/04/12 Wed 16:54
た・な行作家 > 豊島ミホ
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檸檬のころ(豊島ミホ)
檸檬のころ


ひとつの高校にまつわる、そこに集う人々の話。

保健室登校になった子の友達。
近くのお店の孫。
恋をすつ生徒たち。
先生。
高校生相手の下宿屋の若い女性。


高校時代を思い出すから、嫌になるかな、とか少し考えていた。


でもそんなことは全然なかった。


そこに広がる世界は、女子校だった私には縁の無い世界ばかりだった。


恋をする人があまりにも多くて、私にはそれが少し痛いところだったり。

いろいろ思うことがあった。

恋に関しても、将来のことに関しても。




この作家さん、好きかもしれない。


★★★
2006/04/11 Tue 21:09
た・な行作家 > 豊島ミホ
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切れない糸(坂木司)
切れない糸



坂木司さんの小説。
前のシリーズは終わって、新しいシリーズ??
(個人的にシリーズ化しないような気もするのですが)

また、日常のミステリ。
そして、考えさせられる言葉、切ないできごと。
そして、ちょっぴりの希望。


今回のワトソン君は、「町の飼育委員」
行き場に困った動物が、彼の前には現れる。
時には人間も。
彼は、その動物や、人間が、自分のことなどすっかり忘れて新しい生活に溶け込んでしまうのが、ちょっぴり悲しいのだ。
その気持ちは、すごくよくわかる。
一方、ホームズ役は、自分からすべての人に一定の距離を置き、自分のことは話さず、そうしてみんなの悩みを聞いてあげる男性。


愛されていたという記憶さえあれば、人は一人になても生きていける。
大切になった命だとわかっていれば、暗い道で迷うこともない。

一番、心に響いた言葉でした。


それから、

お前は負けてないし、あいつらは勝ってない。


という言葉も。

わかってる。私は負けたわけじゃない。
だけど、私は主人公のように、素直じゃないかな。

そう言われても。やっぱり駄目だな。



私も沢田くんに憧れました。
私はすぐに人との距離を詰めようとしてしまう。
そうして、いつも駄目になってしまう。
自分から距離をつめておいて、人との距離が近づきすぎると、うまく付き合えなくなってしまう人が多い。

だから、沢田くんの生き方には憧れます。
だれとでも、一定の距離をとって、だけど、みんなに慕われていて。

主人公の友達は、そんな彼を怖いと言ったけど、私は、だからこそ、なんでも相談できるんだと思った。



主人公と沢田くんはお互いに、相手に憧れていて。
でも、きっと主人公は、自分の生き方を否定はしていない。
商店街や、自分の生まれた町だって、「嫌だ」と言いながら、結局はすきなのだ。

故郷を持たない私は、だから、沢田くんと同じように、そんな主人公にも憧れた。

…わたし、憧れてばっかりだな。

私は沢田くんでもなければ、主人公でもないから。


根が欲しい。その気持ちはよくわかる。

私も欲しい。大事な場所が欲しい。


★★★
2006/04/10 Mon 21:43
か・さ行作家 > 坂木司
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誘拐
誘拐



★★★
2006/04/05 Wed 12:36
アンソロジー・その他 > ミステリー
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殺意の時間割
殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉


これ、めっちゃいいです。
ミステリのアンソロジー。


★★★
2006/04/05 Wed 12:34
アンソロジー・その他 > ミステリー
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水車館の殺人(綾辻行人)
水車館の殺人


一冊だけ読んでなかった、綾辻行人の館シリーズ。

語りたいのでネタバレ(反転)

10歳の時から塔の中しか知らなかった少女に、
外の世界を教えてしまった。
だからといって、塔の外に連れ出すわけじゃない。

だったら、外の世界なんて、教えないほうがよかったはずだ。

何も知らなかった少女。
そのままだったら、ずっと静かにそこで過ごすことになるはずだった少女。
何も知らないままに婚姻届をだされ、
夫には女としては見られていない。

それでも。

男女の仲というものを教えられ、
殺人を犯してまで夫の座についた新しい男。
外の世界を教えてしまった新しい夫。

どちらが罪なのか。


それは、わからないけど。


彼女は答えた。
「今でも俺を愛しているか。」との問いに。
はっきりと。
「わからない」と。

★★★
2006/04/03 Mon 12:31
あ行作家 > 綾辻行人
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仔羊の巣(坂木司)



いつか、関係に終わりが来ることはわかっている。
誰もが死をまぬがれないように、それは自然なことなのだ
でも後悔はしていない。するわけがない。
はじまりがあるから、おわりがある。



めっちゃタイムリー。


青空の卵シリーズの2作目。
諸事情により、3作目を先によんでしまったんだけど。

3作中一番よかったな、って思いました。

でもそれは、もしかしたら自分の心境の変化のせいかもしれないんだけど。


心に響く言葉がたくさんあった。
抱えきれない気持ちがあふれ出した。


でも純粋に面白い。
ただただ、面白い。


主人公のおばあさんの言葉もまた、印象的なものでした。

人は、自分が苦しんでいることを、誰も知らないと思うから苦しいのだ、ということ。

自殺したい。という気持ちの中に、誰かにわかってもらいたい、という気持ちが入っていることが、特に子供の場合多いような気がするのです。
いじめられている、誰にも言えない。遺書を残して死ねばいい。
私も中学生の頃は、死んで誰かに気がついて欲しかった。
だから、自殺未遂でかまわなかった。

だから、何もできなくたっていい。
ただ、私はあなたが苦しんでいるのを知っているよ。と、
それを伝えてあげるだけでいい。
それだけで、相手はとても楽になれるものだ。と。

それから。

私たちには手は2個しかない。
だから、
誰かにやさしくしてあげたいと思うとき、
自分の手でできる範囲だけ、してあげればいい。
そして、余裕があれば、少しずつ範囲を広げていけばいい。
まずは、目の前の人に。
それから、その周りの人に。
そうしていけばいつか。
たくさんの人にやさしくしてあげられる。



ミステリーなのに。
どうしてこんなにも優しく切ないんだろう。
2006/04/02 Sun 12:43
か・さ行作家 > 坂木司
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